可哀想なkindle
新しいあずき色のめがねを作って、まんが本を1冊と文庫本を1冊買った日。
小学生の頃は読書が大好きだったのに、今となっては本当に本を読まなくなってしまった。1年に果たして2冊3冊読んだだろうか、と言うぐらいの少なさだし、読むとしてもエッセイなどの気楽に読める本がほとんど。
語彙の少なさや表現の浅さ、言葉の深みの無さに、読書量の少なさが表れているんだろうなと思うと恥ずかしい。原因はもちろんそれだけに限らないんだけど。。
読書をしない言い訳としては、ジャンルが幅広い、時代も幅広い、短編だったり長編だったり長さは不規則、文字の大きさもフォントも色々、“ながら”がほとんど利かない、文体も様々、つまるところ自分なりの向き合い方が分からない、掴めないといった感じ。
例えばCDなら、「この人のCDは出たら必ず買う」「この人のCDは借りればいい」+「評判が良さそうだから買ってみる」「知らない人だけれど視聴したら良かったから買ってみる」といった具合に自分の中でリズムと言うのか、きちんと向き合い方が固まっているから接しやすい。映画も概ねおんなじ。
映画・音楽は、観る・聴くにあたっての拘束時間がきっちり決まっているから接しやすいし、観・聴き終われば形だけでもその作品を“消化”できる、それに、ひとつ好きな作品があればそれに付随した作品を楽しむという発展もし易い。あと、灯りがなくても鑑賞できる。
という訳で読書するにあたってのストレスが少しでも少なくなれば読書量も増えるのではとkindleを購入するも、“本も形あるものとして手元に置きたい”、“紙のページを手でめくりたい”という思いがここへ来て沸々と湧いて来たためほとんど使われることはなく、現在ただの板と化しています。可哀想に。
デジタル人間な方だからkindleはハマるはず、という直感があったんだけれどだめだった。
誰か買い取って
Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2015/06/30
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (5件) を見る
グレートサミッツ
三連休の予定がまったくなかったけど、結局仕事の延長みたいなことをお手伝いでしている。でも仕事ではないから凄く楽しい!明日も似たような用事。仕事もこんな風に楽しめたらいいのに。
毎日の機械的な連続の中に心を無にして身を任せることが最も心労が少ないと学んで来たし実際にそうなのだけど、一方で、毎日違う場所、毎日違うコミュニティに属したいというような相反する気持ちも常にある。
機械的にこなせる日常を壊されたくない気持ちもありながらどこかそれを壊して欲しい欲望もある。
おそらく多くの人がそう思っているんだろうけど。
壊して欲しいと待っている割に、日常が崩れそうになると望んでいないとばかりにしがみついてしまうし、能動的に生きずに他に望んでばかりいることは本当にたちが悪い。
NHKの『グレートサミッツ』という世界の名峰を紹介する番組を観た。登山の話を観ると、山は何も言わずただそこに在るだけなのに、登りたがる人がいて、命を落としてしまう人がいて、それを悲しむ人がいて、いつも変な気持ちになる。人生みたい、とか思う。
ただそこに在るだけの物に対して色々な行動や感情を起こせるということに、人間の全部が詰まっている気がした。ただそこに在る人生に色々な意味を求めてしまうことも。
前野さんの日記が新年初めて更新されていた!
なつかしい痛みだわ
いつか観た『台風クラブ』の中の、工藤夕貴さんが物憂げにくちずさむシーンで知ったsweet memories。この歌もこの映画もこのシーンも、一度触れると忘れられないものがある。
最近たまたま、大好きなBeefさんや平賀さち枝さんが歌ってくれていて嬉しかった!好きなアーティストの方が好きな歌をカバーしてくれると何でこんなに嬉しいのかな
https://instagram.com/p/BAOtDSqpgnP/
スカートのワンマンライブに行きたくて今日を早番にしてもらっていたのにすっかり忘れてしまった
残念な気持ちで、好きな曲でも貼っておこ!
澤部渡(スカート)- 都市の呪文 @ 熊枠サミットvol.2
3連休の予定がなんにも無い
みんな虫歯
虫歯の事を職場で話題に出したら、皆色々に治療の経験などあるようで、少し安心。他の健康な歯の保存に努めていかなければいけないことに変わりはないので、この猛反省はずっと忘れないように。
こんな酷い虫歯になった人間が言っても説得力がゼロだけど、プラクリンという歯ブラシはとてもお薦め、これを使ったら普通のものが使えない!でも入手困難度高め。ジョンソンエンドジョンソンのデンタルフロスも併せて愛用中。
30年程前の製品のお古のターンテーブルを前々から、実用出来るように試行錯誤で直したりしているのだけど、オーバーホールが必要なようでその修理費は相当高額。新しいものを購入した方が安いのではという結論が見えつつあり、悲しい時代だなという気持ち。ノイズが乗ったり回転の仕方が歪んだりという症状で、全く使い物にならないという訳でもないので尚更。
それでも“今の時代がいちばんいいよ”という言葉で結んで、前向きに生きていきたい2016年。
『見えない都市を見せる』早く行かなくちゃ!バレンタインデーまで。
わたしの永久歯
朝、パジャマのまま、まだ半分眠っている犬くんのからだに顔をうずめる、これをすることでどうにか仕事に行けている。犬と人間が触れ合うと、双方のオキシトシン濃度が高まるんだよ。もっと言うと、見つめ合うだけでも。犬の話はまた長々と書くつもり
新年早々歯医者へ。犬歯の虫歯が相当進行しているようで、抜歯の可能性もあるとのこと。本来なら一生使い続けていくはずだった自分の身体の一部を、自己管理の甘さゆえに失いかけているということが物凄くショックでかなり動揺した。ただただ自己責任。
犬歯は歯の中でも、一番にエナメル質が厚くて根も深い、丈夫と言われている歯なのに。情けなさでいっぱいで電車の中で泣いた。いくらお金があっても二度と帰ってこない永久歯。感傷的になって、犬くんが死んでしまったらどうしようとか、よく分からないところまで思考が飛躍していって更に泣いた。
情けないのと、治療費が高額になりそうなのとで誰にも言えていない。不安いっぱいで、本当は誰かに泣きつきたいよ~~。。。
確率の夜、可能性の朝
春みたいな日。駅までの道、いつもは自転車かバスで通り過ぎてしまう道をゆっくり歩いて向かった。暖かかったけど、お気に入りの分厚いコートで。
初参りをし、おみくじを引いて、東京タワーに登った。おみくじは大吉だった、でもいつも思うけど、よいのを引いた時ほど書いてある事が意外と厳しい。夜ごはんは新丸ビルで。
TOKYO STATION HOTELをしばらく眺めてから帰路についた。
タイトルの『確率の夜、可能性の朝』は曲名。アナログフィッシュ feat.前野健太。明日から仕事で気分が滅入りそうなので、この曲で元気をだす!同じく憂鬱な人にも聴いて欲しいと思ってYouTubeのリンクを貼ろうと思ったけど、なかったです。。220円で買えるよ!
2016
1月1日は海を見に出掛けた。近くまで行っても磯の香りのしない偽物みたいな海だったけど太陽が水面に反射してその上をカイトが揺れて、綺麗だった。海とか川とか湖とか、人って水に惹かれる、不思議。いつかウユニ塩湖にいきたい。
そのあとイオンモールに行ってオニツカタイガーのお店だけを覗いて、お茶して帰った。オニツカタイガーのスニーカーは人が履いているのを見ると物凄く素敵で欲しくなるのに、お店で並べられた履かれていない状態のものを見ると生気がなくて驚くくらい変な靴に見える。という理由で、欲しいと思ってお店に行っては買わずに出るというのを2年くらいの間に何度となく繰り返してるのでした。スニーカー欲しいな。
1月2日は引きこもって過ごした。ギターを弾きながら歌を歌って録音してはそれを聴いて、酷い歌声に、声だけは生まれ持ったものだから変えられなくて嫌だなと思ったりした。
そういえば今回の紅白歌合戦は向井秀徳さんが不意打ちで出てきたのでとてもびっくりした。どこかの音楽雑誌のインタビューで、嘘なのか本気なのか前野健太さんが、当面の目標は紅白出場だと言っていた。大江千里さんも“前野健太氏はいつか紅白歌合戦に出るような予感がする。”と言っていたし、私もそんなような気がしてきた。
2016年の目標はQOLのこうじょう
ことしもよろしくおねがいします
前野健太ライブ - 暮れゆく街の歌が聴こえる
2015年の終りかけ12月30日に、前野健太さんの歌を聴きにライブへ出掛けた。
会場は十条にあるcine cafe soto。営業が29日までだったところを、店主の方のご厚意でこの日のライブが実現したそうで有り難い気持ち。普段カフェではフィルム映画の上映も行っているため、中が喫茶スペースと映画のスペースに分かれていて、ライブは映画の方のスペースで行われた。
お馴染みのサングラスとど派手なシャツで登場、綺麗に整えられた髭も決まっている。学生時代にいちどこちらに映画を観に伺ったことがあるけれど、その時とは客席が反対を向いていて、前野さんはちょうど映写機を背にする形だった。「ライブ…始めて良いんですよね?」と控えめに笑いを取ってから、歌を歌う自分と、その歌を聴きに来るお客さん、自分と皆とを繋ぐものは歌だけ、この関係性が不思議だし有り難いと感謝の気持ちを示したかと思えば、このライブのチケットが瞬く間に売れたことに触れて、何の告知もなしにライブをしてみたいとも話していた。
今日はやけに曲席との距離を詰めたがっていた前野さん。冒頭で「すごい緊張する」「このくらいの(客席との)距離が一番緊張するんだよね」と言いながら、マイクスタンドと譜面台をじりじりと客席の方へ寄せてからライブは始まった。『僕の父は共産党員だった』から始まったこのライブ、新しい曲も古くからの曲も様々、ちょうどよいバランスで。熱心なフアンの方と違って新曲や未発表曲の情報に疎くて恥ずかしいのだけど、『人生って』という曲(多分)がとても良い。時折更新される彼のブログのようなもので前に書かれていた、ジャズ喫茶の70歳の女マスターとの“人生ってなんだと思う”という会話が歌になっている曲。人生は、「あがき」、その言葉の強烈な熱さと重みに圧倒されそうになる。自分の10年後、20年後、30年後を思う。「アート・ブレイキー」忘れらんない
すばるの原稿を送った。
Wi-Fi飛んでるジャズ喫茶。
70の女の人に恋してる
カッコいいんだ
熟女好きとかそういう言葉じゃない
あの方は俺より若いんだ
人生ってなんだと思う 前野さん
あそび ですかね
私は あがき だと思うの
この会話で分かるでしょう
俺よりも若いんだ
心がぶるっと震えたよ
11/19
ジャズ喫茶より
恒例のリクエスト大会ではリクエストされたほとんどの曲を、1フレーズだけのものもありながら歌ってくれていた。いつもなかなか出来ずにいたけれど思い切って新しいアルバムの中から1曲リクエストをして、忘れられてしまったかなと諦めかけていたら「後でちゃんとやりますからね」と1曲丸々、熱く歌ってくれたことに嬉しく思った。素晴らしい演奏は、歌を超えた何かだった。自分が今歌を聴いているのか何なのか分からなくなってしまった。高い建物が立ち並ぶ東京の街を職場へ急ぎながら、「ビルの影に隠れても 歌はこだましてるよ」というフレーズを思い出すと涙が出そうになる。
『TOKYO STATION HOTEL』を歌う前に、曲名に関連してお店の情報をひとつ、前野さんが教えてくれた。前野さんの背後にあった立派なスタンドランプ(?)は、旧東京ステーションホテル建て替えの際に出たものなのだそう。またバーカウンターに至っては丸ごと移築されたらしく、なるほど、だからカウンターの鏡には“Oak”の文字があったのか!と驚き。
音作りに色々試行錯誤していて、ギターのピックアップを切ってボーカルマイクを通して音を出したりしていた。サウンドホールをマイクに近づけて弾くので自然とクラシックギターを弾く時のようなスタイルに、その状態で、リクエストの曲など数曲。
後半では更に距離を詰め、客席の目の前まで来て歌ってくれた。最前列に座っていたので、ネックが頭にぶつかるのではとハラハラする程!ギターのシールドを抜いて、ボーカルマイクもなしの生歌。『18の夏…』など。18の夏を歌い終えると、「川島なお美さん、ありがとう」と、ボソッと。
アンコールでは、猫ちゃん模様のシャツに早着替えして現れた。ノリノリだな。ライブの終盤、歌詞を変えて歌われる『100年後』。あってよかった。「2115年12月30日 JR 十条駅からすぐ 、階段ことことことこと降りた所にある cine cafe sotoで 待ち合わせ」。イヤホンでひとり聴いているときはファンタジーの様に響くこの曲を、生で、大勢の人がいる場所で聴くと一気に現実味と緊張感を帯びた曲に感じられる。100年後。会場にいるすべての人が100年後には恐らく誰一人生きてはいない。この場所だって100年後にはないかも知れない。誰も、そのことについての驚きや不思議を改めて口に出すことはないけれど皆、同じ気持ちを抱きながらこの曲を聴いているのだと勝手に思っている。今ここに居る全員が再びこの場所に揃うことは無いけれど、でも確かに今共有しているこの時間。何とも言いようのない切なさが込み上げて、でもそこに感傷はない。何か、永遠みたい。100年後も、生の歌声を聴きに人々が集う、そんな風景はあるんだろうか
これはWWWバージョン。
アンコール後、最前列のお客さん一人一人と軽い握手を交わして爽やかにはけた後、ダブルアンコール、「さっきの終わり方よかったんだけどなぁ」とぶつぶつ言いながら、更に客席の方へ「もうチューとかしちゃおうかな」と分け入って、空席のあった2列目の客席付近で『天気予報』など。
そういえば、来年新たな取り組みがあり、皆さん離れていってしまうかも、これでさようならの人もいるかな、なんて冗談を言っていたけど何が待っているんでしょう。
最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。
前野さんをみていると、何となく、この言葉が思い浮かぶのです
今日のライブは、前野さんの妖艶さや色っぽさよりも、ぱっきりと乾いた明るさの面が際立っていたライブだったように思った。ライブだけじゃなくてアルバム『今の時代がいちばんいいよ』を聴いてもそう感じたから、今日のライブだけがそうだったというよりこれが前野さんの変化そのものなのかも知れない。そして2015年の締めくくりにこのライブに来られたことの意味や必然性を勝手に感じていたり。2015年も、私はどうしようもない人間で、どうしようもない毎日だったけど、今この瞬間がいちばんいいよ、と思いながら毎日生きていきたい、2016年も。2016年はちょっと目標もあるので意識して進んでいけるといい。
普段こういうものを書かないけれどどうしても忘れたくないライブだったので書き留めておきました。
それぞれの営みを、街を、人生を、毎日を、時代を、静かに激しく肯定してくれる歌と言葉たちを思い返して、ひとり深く感動を噛み締めた、2015年大晦日の早朝なのでした。
【不確かなセットリスト】順番も曲名も自信がなく、抜けている曲も多いかも。。
僕の父は共産党員だった
ギターがあれば
虫のようなおっさん
あなたの匂いを覚えてしまったから
新幹線の速さで毎日は
人生って
春の夜の夢のごとし
吾郎
暮れゆく街の歌が聴こえる
とんこつラーメンくさい街(リクエスト)
西港(坂口恭平)
東京の空
SHINJUKU AVENUE
花と遊ぶ
青い部屋
love
子どもの日
雨の合コン(リクエスト)
街の灯(リクエスト)
海が見た夢(リクエスト)
プッシーキャット(リクエスト)
ばかみたい(ばかなやつ)(リクエスト)
野蛮なふりをして(リクエスト)
18の夏…
今の時代が一番いいよ
だれかの
旅
TOKYO STATION HOTEL
オレらは肉の歩く朝
豆腐
100年後
天気予報
やりたいことリスト
夏が大好きだったけど気持ちが昂ぶってしまい疲れるから少し苦手になってきました。いつも思うけど秋は、冬への気持ちの切り替え期間にしては短すぎる。
やりたいことリストです。
明日にでもできることから、10年後にも出来るか分からないことまで。
・馬に乗る
海岸を走って、馬と海水浴するの夢
・陶芸
・大相撲を観る
・水泳
息継ぎを習得したい
・歌舞伎を観る
・ひとり水族館
・夜の国立科学博物館貸切
・福井県立恐竜博物館に行く
・東北地方と九州地方に足を踏み入れる
・ほんとうは好きなあのバンドのライブ
・演じる
・キムチ作り
・生で森山未來さんを拝む
・デパートコスメを買う
・東京国立博物館の常設展を隅から隅まで観る
・恋など
・髪の毛を伸ばす
パーマ、カラー、カットをしない
・思ったことを言う
・USJ